滋賀県社会福祉士会の人材育成研修にサポートとして参加しました。
私も、昔同じように研修を受けて、どうにか成年後見人を受任できるようになったのを思い出しました。
講師の先生は、とても熱意のある人で、受任後に役立ちそうな情報をたくさん話していらっしゃいました。ただ、やはり業務を開始しないとわからない事が多いとは思いますが...
初心に戻って、勉強させていただきましたが、新しい情報も色々いただきました。
目次
成年後見制度はどうなるのか?
成年後見制度そのものの利用率が低いため、制度の見直しがすすんでいるようですね。
認知症を患われている方はどんどん増えているのに、後見制度の利用率はいまいち伸びていかないようなので、もっと使いやすい制度をと検討されているようです。
ただ、後見業は、扱うものが人間の意思なのですから、どこまでもデリケートな問題です。なかなか完全に良いものは難しそうですね。
もちろん、意思能力を失ってしまった方の事を考えれば、この制度そのものが無くなってしまうわけにはいきません。使いづらくても、難しくても、誰かがやっていく必要のある業務ですね。
制度が不完全な間は就任する者が工夫するしかない
今の成年後見制度は、悪さもできる気がしますし、何をやるにも時間がかかって遅いです。なかなか改善されないでしょう。
だから、就任する者が色々工夫するしかないのだろうなと感じます。
ただ、私が研修を受けた時よりも、世の中は成年後見制度に対応していると思います。
制度そのものが悪くても認知度が上がればスピードは増します。やりやすくなっている部分もあるのです。安易な制度の変更などで、それを無駄にしてしまう事は避けたいところです。
今は、培われたものをしっかり使いながら、足りないところは工夫して、成年後見業務をやっていく事が重要そうです。
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