「終活」が気になっている方へ

目次

終活とは?なぜ必要なのか?

「終活」という言葉はよく耳にするけれど、よくわからない・・・、実際に何をすればいいのかわからない…という方も多いのではないでしょうか?

特に単身の方や、夫婦のみの世帯では「自分たちが亡くなった後に迷惑をかけたくない」という気持ちが強いものです。なんらかの備えをしたいと考える事もあるのではないでしょうか?

終活とは「自分の人生の最期を、自分らしく迎えるための準備」 のこと。具体的には、以下のようなことを整理する活動を指します。

  • 財産や遺言の整理
  • 介護や医療の希望を決める
  • 世話をしてくれる人を見つけておく
  • 葬儀やお墓の準備をしておく
  • デジタルデータ(スマホ・パソコン・SNS)の管理
  • 住まいや遺品の整理

終活をしておくことで、亡くなった後に家族や親族、関係者に迷惑をかけずに済むだけでなく、終活によって自分の棚卸しになり、自分自身の状態が良くわかります。

それによって「これからの人生を考える事ができる」というメリットもあります。

特に、単身の方や、親族がいても面倒をみてもらうことが期待できない方、ペットや障害を持ったお子様を残してしまう方は、自分自身の問題というだけでは済まない話になります。必ずなんらかの備えをしておくことが重要です。

「終活」は いつから始める?

まずは、いつから始めるべきなのか?ですが、これはもう終活関連の情報に遭遇した時に、自分の状況が終活を必要とする状態なら、その時に始めるべきです。

突然の脳障害、心臓発作、40代を過ぎれば誰にでも起きる事です。高次脳機能障害などになったりします。もう少し年を取れば、認知症なども心配になります。

実体験からのお話し

私は、成年後見人をたくさん受任していますので、この状態になって動けなくなった方の支援をすることがあります。場合によっては、それまで近くにいてくれた家族も離れてしまい、誰も面倒を看てくれなくなったケースもあります。

見守れる人がいない場合、物理的にどうにもならない状態になり、市の福祉課などが見つけてくれるまで放置が続き、そこから何とか成年後見人に繋ぐまで、それはもう酷い状況になります。

後見人がついても、人間関係が回復したり、良くなっていくことは稀です。

最終的に、赤の他人である後見人が火葬に一人で立ち会う事になります。数カ月間後見人だった人間のみに見送られて、宗教がわからないため、お骨も預かれ無い事もあります。

ちょっと暗い話になりましたが、私の実体験からくる考えです。備えるのに早いという事はありません。生命保険の見直しと同じです。思い立ったら早めに行いましょう。

「終活」は何から始めるのか?基本ステップについて

次に、終活はやらなきゃいけないと思うけど、何から始めればいいかわからない…そんな方のために、まず取り組むべき基本ステップをご紹介します!

STEP
エンディングノートを書く

まずやるべきなのが エンディングノートの作成 だと思います。

エンディングノートとは、自分の財産や希望、思い出などを整理して書き留めるノートのこと。

書くことで、今後やるべきことが明確になりますし、亡くなった後に残された人が困らないようにすることができます。

エンディングノートに書くべきことの例

  • 自分の基本情報(名前・生年月日・連絡先)
  • 財産の一覧(預貯金・不動産・株式・保険など)
  • 介護や医療についての希望(延命治療をするか?など)
  • 葬儀やお墓の希望
  • デジタルデータの管理(パソコン・スマホ・SNS)
STEP
財産を整理する(遺言書の作成も検討)

エンディングノートで整理した財産目録を上手く活用します。

財産の行き先をきちんと決めておくことが大切です。特に、相続人がいない場合、財産は国庫(国のもの)になってしまう可能性があります。

「財産を親族や信頼できる人に残したい」「特定の団体に寄付したい」といった希望ができたら、遺言書の作成を検討しましょう。

ただ、エンディングノートには法的な効果はありません。必要な効果を生じさせるために、公正証書遺言や、自筆証書遺言を準備します。

遺言書は法律に基づいた書き方が必要ですが、よろしければ、当事務所へご相談いただければと思います。

STEP
おひとり様・おふたり様の場合は面倒をみてくれる人を探す

単身世帯の方、夫婦お二人の方については、面倒をみてくれる人を探しておくことも重要です。ご親族であることが一番望ましいので、仲の良いお孫さんや、甥や姪というのも頼りになるかもしれません。

後見をやっていると、意外と甥や姪にあたる方が中心人物として面倒をみている事が多いのです。ただ、相続権もなく、報酬もなく、しかも法的な権限も無い状態で本人の支援するのは限界があり、成年後見人に繋がれる事になります。そして、疎遠になってしまうのですね・・・。

本人がその方と財産管理契約や任意後見契約をしていれば、甥や姪は報酬も得られて満足ですし、本人も知っている人に面倒をみてもらえるため幸せです。

全く心あたりの無い方は、我々のような職業後見人と契約しておくのが良いと思います。法定後見の利用だと、誰が後見人になるのかはランダムです。嫌いな奴にあたるかもしれません。

その点、あらかじめ見守り契約などを利用すれば、後見の利用前に馴染むことができます。気に入らなければ、他の人を探せます。

事前に馴染むことができる選択することができる、この2点が全然違うのです。

STEP
介護や医療の希望を整理する

もし病気やケガで自分で判断できなくなったときのために、医療や介護についての希望 を整理しておくことも重要です。

  • どんな介護施設に入りたいか?
  • 延命治療を望むか?
  • 介護や医療の費用はどうするか?
  • 誰に面倒をみてもらいたいか?

こちらも、エンディングノートを活用しても良いのですが、やはり法的な拘束力がありません。できるだけしっかり希望を叶えてもらえるように、尊厳死宣言書を作成したり、任意後見契約、遺言を活用するのが良いでしょう。

また、身寄りがない場合は、任意後見制度や身元保証サービス を活用することで、医療や介護の契約をスムーズに進めることができます。

成年後見制度を使う場合は、後見人を選べない可能性が有る点に注意が

STEP
葬儀・お墓の準備をしておく

単身世帯や子どものいない夫婦の場合、自分が亡くなった後の葬儀やお墓の準備をしておくことも大切 です。

  • 一般的な葬儀にするか?家族葬にするか?
  • 永代供養墓や樹木葬などの選択肢
  • 葬儀費用の準備(生前契約や互助会など)

こちらも希望をエンディングノートに残すだけでは無くて、実際に事前契約できる葬儀社などと契約関係を作っておくのも良いかもしれません。

STEP
デジタル終活(SNS・ネット銀行の整理)

パソコンやスマホ、SNSのアカウントなどは、放置するとトラブルの原因になります。

こちらについては、対処できることは対処しておきたいですし、アカウントの手続きを誰かに依頼しておくことも良いかもしれませんね。

  • スマホやパソコンのパスワードを管理しておく
  • ネット銀行・証券口座の情報を整理しておく
  • SNSアカウントをどうするか決めておく(削除 or 遺族に引き継ぐ)

最近では、「デジタル遺品」の管理をサポート

終活を進めるうえでのポイント

最も重要な事は、残りの人生をどのように生きていきたいのか?という生きているうちの話です。可能な限り、生きる目的を追求しつつ楽しい人生を過ごしたいものです。(合気道おすすめです

また、残りの人生を悲惨なものにしないために、仮に自己決定ができなくなったとしても、信頼できる人に生活を任せられる準備をしたいものです。

そして、人生の最後をどのように迎えたいか?という思いに繋がります。これも重要な事です。

このような事を決定するために、焦らずにじっくりと終活をしていきましょう。次のような姿勢がおすすめです。

  • 一気にやろうとしない!少しずつ進めるのがコツ
  • 信頼できる人や専門家に相談する(行政書士・葬儀社など)
  • 「終活=人生を豊かにするもの」と前向きにとらえる

方針が決まったら、それを形にしましょう。生前対策として各種契約を使うこともおすすめいたします。詳しくは関連記事を見てください。

行政書士に相談できること

終活をスムーズに進めるために、行政書士を活用するのもおすすめ です。

行政書士に相談することで、「何から手をつければいいかわからない」という不安が解消され、安心して終活を進めることができます。

ご相談予約・ご予約後の流れ

まずは、無料相談で事情の確認と受任の可否を判断させていただければと思いますので、ご相談のご予約をお願いいたします。

相談予約の方法は次の3パターンからになりますので、使いやすいものでご利用ください。

  1. お電話によるお申し込み
  2. 相談予約フォームの利用(おすすめです)
  3. メールフォームからの相談申し込み

業務の流れは次のようになります。

STEP
初回無料相談

事務所、お客様の自宅、ご指定の喫茶店等で初回の相談を行います。事務所以外の場合、出張費はかかりますが相談料は無料です。面談時には本人確認のための書類(免許証・マイナンバーカード・保険証など)をご持参ください。

STEP
受任・業務開始

相談内容にご納得いただき、ご依頼をいただけましたら、そこから業務を開始いたします。長期間の業務も多いため、場合によっては適度に進捗報告を入れさせていただきます。

STEP
納品・精算・業務終了

ご依頼が完了したら、完了後の書類、お預かり資料などを返却いたします。この際に請求書をお渡ししますので、後日お支払いください。遠方の場合はレターパックなどでの返却も対応します。

終活は「人生をよりよく生きるための準備」。
まずは、できることから始めてみましょう!

当事務所の特徴・安心して相談できるように

当事務所の強み
社会福祉士・ファイナンシャルプランナーの視点

老後、認知症、介護、相続に備えるのであれば、社会福祉士の福祉の視点、ファイナンシャルプランナーのお金の視点、行政書士の法律の視点から、トータルな相談に乗ることが可能です。

当事務所の強み
出張相談・初回無料相談・土曜日相談に対応

動けない方には、出張相談を実施しております。また、平日にどうしても時間が取れない方のために、土曜日につきましても、相談対応をさせていただきます。もちろん、初回相談は無料です。

当事務所の強み
他士業との連携

司法書士事務所・税理士事務所と提携しておりますので、ほとんどの相続につきまして、当事務所を窓口としたワンストップサービスを提供いたします。

当事務所の強み
費用を抑える・明瞭にすること

できるだけ費用を抑える事できるだけ費用を明瞭にする事を目標に、報酬規定を詳しく公表しております。そのため、このサイトの報酬規定である程度計算していただくことが可能です。書ききれない部分は、見積もり対応いたします。サイトで見てきたのと、ぜんぜん違う・・・といのは悲しいですね。

当事務所の強み
依頼を無理強いしない

依頼を無理強いしたり、しつこく営業するような事はありません。もちろん、専門家なので色々な提案をさせていただく事はありますが、それらをじっくり考えて、納得いただいてからご依頼いただければ結構です。

事務所名社会福祉士・行政書士成宮事務所
資格者名成宮隆行
保有資格社会福祉士・行政書士・ファイナンシャルプランナー(AFP)・2級FP技能士・宅地建物取引士・合気道6段 道場サイト
営業時間月曜日から土曜日 9時~18時
予約をお願いします。
事務所地滋賀県彦根市平田町578番地6
資格者 成宮隆行
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