彦根市役所で遺言・相続相談会の相談員をしてきました。
この相談員をやっていると、いつも思うのですが、相談時間が短いよね・・・・・(^_^;)
30分って、事案の把握で終わる可能性もあります。もう少し長くても良いように思いますが、それだと疲れてしまうかな・・・無料相談会でお話しきれなかった方は、ぜひ当事務所へご連絡ください。無料でお話させていただけます。
最近では相続関係の相談は多いようですね。正確に言えば相続相談というカテゴリーとは少し外れた相談も有りますが、色んな人の役に立つのでれば、できるだけ情報をお知らせできればと思います。
相続手続きの相談者が減ってきた
相談員も何度かやってきましたが、ここ数年の相続登記の義務化に伴う不動産の名義変更相談が減ってきたように思います。
それでも、今回も、自分で相続きをしようとしている人もいましたから、わかるところはしっかりとお伝えしまして、手続きの応援をさせてもらいました。
皆さん、かなり頑張って書類を作成されていますし、多少の訂正や不手際が生じる可能性はありますが、なんとか手続きできるのでは無いでしょうか。
ただ、自分で手続きをしておられる場合は、やはり多くの無駄な時間がかかってしまうようですし、僅かな抜けや漏れが生じていようです。
大きな問題になるような抜けや漏れでは無い事が多いので、そのままで手続きそのものは大丈夫な気もしますが、将来的にちょっとした不足が生じたり、結局、追加の書類を求められる事もあるかもしれないと思います。
あとで面倒になることもあるので、専門家として作成するのであれば、もう少し慎重なものにするなぁ・・と感じるのですが、その指摘や書き方の指導となると30分ではできませんので、目的の手続きができそうであれば、とりあえず良しとするしかないようです。
将来のリスクに気がつけるチャンス
さらに大きな問題として、相続手続きの対応をさせていただく中で、将来の爆弾になる可能性がある情報に遭遇することがあります。
ご自身で手続をされている場合、現在の問題に対処して終わってしまうケースが多く、予防をしておけば、抑えることができたダメージをそのまま受ける事になってしまうわけです。
無料相談の僅かな情報の中では、そういうところまでお話することは難しいので、ご自身で手続をされいてる方は、相続後に変化する将来の問題点などについてもお考えいただくと良いのでは無いかと思います。
相続手続きにより把握した、親子関係の変化、兄弟関係の変化、相続手続き中に起きた問題、などから将来にも問題が起きそうな事がわかる場合は、そこを予防するための手続きをしておきましょう!
遺言や死後事務のご相談もあるようだった
相談を受ける行政書士が2名のため、全ての相談者のお話を聞かせていただけるわけではありませんが、遺言や死後事務委任が必要となりそうなご相談もある様に感じました。
今や、相続に備える必要のある方は非常に多いのです。
例えば、高齢でご夫婦のみの方世帯の方の場合や、独身で一人で生活されている50代~60代くらいの方、全てのお子様が別教状態にある方、お子様の仲が悪いように感じる方、ごきょうだいに海外在住で日本の戸籍を消している方がいる場合なども、相続手続きが生じたら、非常に面倒な手続きや高額の報酬が必要になったります。
しかし、そういう必要性に気がつくことができる程詳しい方は少ないと思うので、もっと多くの方が相続等への対策を取れるように、予防法務として情報提供をしていかなければならないと思います。
では、今後も複数の場所で無料相談会が開催される予定ですので、皆様にお会いできるのを楽しみにしております。